U18日本 韓国に雪辱の銅 馬淵監督「メダルがなかったら帰れないと思っていた」

 「U18W杯・3位決定戦、日本6-2韓国」(18日、サラソタ)

 3位決定戦が行われ、日本は韓国に6-2で勝ち、2大会ぶりのメダルを獲得した。2次リーグで零敗を喫した相手に雪辱。ベストナインには、この試合で3安打2打点と活躍した今秋ドラフト候補の大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)と2番手で好救援を見せた同・川原嗣貴投手(3年)が選ばれた。

 メダル獲得へチーム全体が奮起した。「最後にこうやって一番いい野球ができたのはうれしい。最高のゲーム」と松尾が仲間の思いを代弁した。サスペンデッドゲームの続きを戦った午前中の米国戦はサヨナラ負け。そのショックも引きずらず、若き侍が最終戦で執念の勝利だ。

 序盤から流れを引き寄せる猛攻を見せた。初回、1死から3連打で1点を先制。二回には相手の制球の乱れにもつけこみ、1死満塁から松尾が左前へ2点適時打を放つなど打者10人一挙5得点のビッグイニングで大きくリードを広げた。

 韓国には2次リーグでは0-8で敗戦。2度も同じ相手に負けるわけにはいかなかった。四回に2点を返されたが、五回から登板した川原が圧巻の投球で相手打線をシャットアウト。今大会は4試合に登板し、3勝0敗、13イニングを無失点に抑えた。「結果的に世界一になることはできなかったが、いい形で終われた」と納得の表情を浮かべた。

 17年以来2大会ぶりとなるメダル獲得。馬淵史郎監督(66)は「上を目指したかったけれど、最低限3位に入れた。子どもたちもよく頑張った。これで日本に帰れる。メダルがなかったら帰れないと思っていた」と胸をなで下ろした。悲願の「世界一」は次の世代に託される。

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