四国ILp 徳島が後期優勝 2位愛媛を直接対決で破る 監督は不祥事に謝罪の言葉も

 「四国ILp、徳島2-1愛媛」(17日、むつみスタジアム)

 首位の四国ILp徳島が、2位愛媛を直接対決で破って後期優勝を決めた。

 試合を決めたのは4番の一振りだ。1点リードされた六回、それまで愛媛先発の玉置隼翔投手(20)に無安打に抑えられていたが、3つの四死球で2死満塁のチャンスを作り出した。打席には4番・丹治崇人捕手(24)が入った。「相手の配球で変化球が増えてきていたので、スライダーを狙っていた」という言葉通り、3球目のスライダーを捉えた。三遊間を破る決勝の2点適時打。「うれしい、それだけしかないです」と、顔をほころばせた。

 劇打の直前、2球目でキャッチャーへのファウルフライを打ち上げ、万事休すかと思いきや、相手捕手が落球。「終わったと思った。野球の神様がついてくれていました」と、苦笑いで振り返った。

 チームは今季、新型コロナ感染者が続出し、今月8日は遠征中の不祥事で逮捕者を出すなど波乱含みの1年でもあった。優勝監督インタビューに立った岡本哲司監督(61)は「皆様にご迷惑とご心配をおかけした。その中でも応援していただいてありがとうございました」と、球場のファンに謝罪の言葉を口にした。

 前期3位から巻き返して頂点に立ち、23日開幕のトリドール杯チャンピオンシップで、前期優勝の高知と年間王者をかけて対戦する。「まだ通過点。今のインディゴソックスなら競り勝てる」と丹治。年間優勝、さらには独立リーグ日本一の座を見据え、勝利だけを目指す。

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