三菱重工East・中山 アピール打 巨人、楽天など複数球団視察の中で好機拡大

 「社会人野球・日本選手権関東代表決定戦・1回戦、三菱重工East3-1テイ・エステック」(5日、大田スタジアム)

 今秋ドラフト候補の三菱重工East・中山遥斗内野手(24)が5日、テイ・エステック戦に「2番・二塁」で先発出場。巨人、楽天など複数球団が視察する中、3打数1安打だった。

 1点差に迫られた直後の六回、1死二塁で左前打を放ち好機を拡大。後続が続き、傾きかけた試合の流れを取り戻す得点につなげた。

 8月1日に行われたプロアマ記念試合では大学・社会人選抜として出場。今季は不調が続いていただけに「ラスト勝負だと思った。相手はプロで自分もプロに行きたいのでなんとかアピールしたかった」と3安打の結果を残した。

 「野球を始めた時からプロしか興味なかった」と中山。夢のNPB入りへアピールを続ける。

 ◆中山遥斗(なかやま・ゆうと)1998年9月4日生まれ、24歳。大阪府堺市出身。173センチ、79キロ。右投げ右打ち。内野手。福泉上小4年から堺Jボーイズで野球を始め、福泉中では八尾中央ボーイズでプレー。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入りし、2年春、3年春に甲子園に出場した。国学院大を経て21年に三菱重工Eastに入社。

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