ヤクルト・村上“落合超え”なるか 夢の出塁率5割も「今の状況なら」評論家の視点

 ヤクルト・村上宗隆内野手が異次元の活躍を続けている。天王山と言われていたDeNA3連戦では圧巻の4発を放ち、26日のカード初戦から14打席連続出塁。広島・広瀬がマークした15打席連続のNPB記録に王手をかけている。

 巨人・松井以来の日本選手50号にもあと1本。デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「3戦目のホームランは衝撃的だった。左投手のエスコバーの、あのインロー(154キロ)を打てる日本人は村上だけだろう」と舌を巻く。

 14打席連続出塁のうち、5打席は四球。関本氏は「当然、敬遠もあるが、勝負をされて結果的に四球となっている打席も、とにかくボール球に手を出さない。選球眼が素晴らしい。打ちたいと思って手を出しても不思議ではないが、現役時代の王さんもボール球に手を出して崩れることを嫌がっていた。22歳にして同じ考えなんだろうな」と、レジェンドに姿を重ねた。

 三冠王やバレンティンの持つ60本塁打のNPB記録にも期待がかかるが、現時点の出塁率・476も驚異的な数字だ。NPB記録は86年にロッテ・落合がマークした・487。セ・リーグ記録は同年の阪神・バースの・481(最高出塁率の表彰を開始した1985年以降が対象)。その記録更新はもちろん、村上なら5割超も夢ではないかもしれない。

 残り試合数は27で、5割到達には6割前後のペースで出塁する必要がある。ハードルは高いが、関本氏もその可能性に言及。「今はヤクルトが1強で、最下位の中日までAクラスを狙える状況。何とか勝とうとDeNAの前も広島が勝負を避けていたし、今後も村上を歩かせるケースは多くなるだろう。村上が今のような姿勢でいけば、可能性はあるかもしれない」と語った。

 22歳にして数々の記録を塗り替え、伝説を作っている村上の打席に、プロ野球ファンの注目が注がれる。

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