値千金の満塁弾放った仙台育英・岩崎「自分が苦しい時にお母さんが支えてくれた」

 7回、満塁本塁打を放つ仙台育英・岩崎生弥(撮影・石井剣太郎)
 7回、左越えに満塁本塁打を放ち、ほえながら生還する仙台育英・岩崎生弥(撮影・吉澤敬太)
 7回、左越えに満塁本塁打を放ち、須江監督(手前)と抱き合う仙台育英・岩崎生弥(撮影・吉澤敬太)
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 「全国高校野球選手権・決勝、仙台育英8-1下関国際」(22日、甲子園球場)

 初優勝を決定付けた値千金の満塁弾だった。仙台育英・岩崎生弥内野手(3年)が4-1の七回、1死満塁で左翼スタンドへ満塁本塁打を放った。仙台育英にとって今大会初本塁打。決勝での満塁弾は90回大会の奥村翔馬(大阪桐蔭)以来4本目だった。

 岩崎は昨年6月に「運動誘発ぜんそく」や「食道裂孔ヘルニア」、「逆流性食道炎」と合併症を患ったが克服してベンチ入り。当時は1カ月はベッドから動けない状態で、万全の状態で全体練習に参加できたのは今年6月になってから。代打でのベンチ入りを目指して練習を重ね、甲子園直前でようやく勝ち取った。

 -振り返って。

 「入学した時から、みんなと日本一になりたいと思っていて、まさか最後に日本一になれると思っていなかったけど、幸せです」

 -満塁打。

 「入るとは思わなかったけど、いけっていう思いだった。実感はできていないけど、ダイヤモンドを走っている時に拍手をいただいて、打ったんだなと感じた」

 -母が喜んでいたが。

 「自分が苦しい時にお母さんが支えてくれたので、お母さんが喜んでるって聞いて凄く嬉しいです」

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