下関国際・古賀 圧投!六回2死まで無安打投球「カウント球を取りにいけた」
「全国高校野球選手権・3回戦、下関国際9-3浜田」(16日、甲子園球場)
圧巻の投球で相手打者を手玉に取った。下関国際のエース左腕・古賀康誠投手(3年)が、六回2死まで無安打投球の6回1安打6三振無失点。同校を4年ぶりの8強進出に導いた。
2種類のスライダーの使い分けが好投につながった。この日最速141キロの直球を軸に、カウント球の110キロ台と決め球の120キロ台のスライダーで緩急をつけて打者に的を絞らせず。「三振が取れるボールだったり、カウント球を取りにいけた」と自身の武器に手応えを感じていた。
「メンタル部分が好き」と元阪神、広島の江夏豊氏(74)を憧れのプロ野球選手に掲げる古賀。かつて聖地で観客を魅了した大投手のように、肝の据わった投球で学校の歴史を塗り替える8強超えを目指す。