有田工 エース・塚本が117球完投&2安打奮闘も9年ぶり勝利あと一歩

 「全国高校野球選手権・2回戦、浜田5-3有田工」(13日、甲子園球場)

 9年ぶりの勝利にはあと一歩、届かなかった。有田工(佐賀)のエース・塚本侑弥投手(3年)は、終盤に右足がつるアクシデントがありながらも、117球で完投。「甲子園で試合ができて良かった。今までで一番、楽しかった」とさわやかな笑みを浮かべた。

 立ち上がりから丁寧にコースを突いて要所で粘ったが、六回の3失点が痛かった。「ボールが高めに浮いてしまった」と反省したように、3連打などで勝ち越しを許した。

 それでも1番打者としては、2安打と奮闘。佐賀大会後に新型コロナの集団感染が明らかになり、満足に調整できなかったが、梅崎監督は「コンディションづくりが難しい中で、何とか整えて、最大限の力を発揮してくれた」とたたえた。

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