楽天・岸は志願の続投も実らず 石井監督「気持ちを出してくれているのは大事」
「楽天1-5西武」(12日、楽天生命パーク宮城)
志願の続投も無念の降板に終わった。
楽天・岸孝之投手は七回、1死二、三塁から投手強襲の2点適時打を許した。懸命にグラブを伸ばし倒れ混んだ右腕は、その場から、しばらく立ち上がることができなかった。
絶対に抑えたかった。6回までに2本塁打を浴び、3失点。右腕はその時点で100球を超えていたが、続投を志願した。ただ、ピンチを招くと痛恨の2失点。七回途中5失点でマウンド降りた。
試合後、石井一久監督は「僕の先発ピッチャーの経験として、絶対に負けたくないという気持ちを持ってやってくれてる」と続投志願の思いはくみ取ったが、「行ったからには無失点で帰ってきてほしかった」と振り返った。
ただ指揮官は「絶対勝ちたいって、自分のためじゃなくて、チームのためにこの一戦に勝ちたいって気持ちを出してくれているのは大事」とベテランの思いは感じ取っていた。





