集団感染の危機に先発託された県岐阜商・山口、先天性難聴も補聴器つけ聖地のマウンドに

 左耳に補聴器をつけて力投する県岐阜商・山口恵悟(撮影・伊藤笙子)
 先天性難聴を抱え、左耳に補聴器をつけてプレーする県岐阜商・山口(撮影・伊藤笙子)
 1回、社・七條和也のフライを落球する左翼手の県岐阜商・伊藤颯希(撮影・伊藤笙子)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、県岐阜商-社」(9日、甲子園球場)

 新型コロナの集団感染により、メンバー10人を入れ替えて初戦に臨んだ県岐阜商。チームの危機に先発マウンドに上がったのは山口恵悟投手(2年)だ。

 生まれつき両耳が聞こえない山口。補聴器をつけてやっと聞き取れる程度だという。中学まではろう学校に通っていたが、「甲子園に行きたい」という本人の強い希望で県岐阜商に進学を決めた。

 投手の2本柱である井上悠投手(3年)と小西彩翔投手(3年)がチームを離れ、先発に抜てき。左耳に補聴器を入れてマウンドへ上がった。初回、先頭打者に四球を与えると、ミスも重なり1死三塁から右間に運ばれて先制を許した。二回にも先頭に四球を与え、1死一、二塁から3連打を浴びて3失点したところで降板した。

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