興南敗戦もエース生盛はキラリ自己最速148キロ計測 10年大会Vの島袋氏から指導受け成長

 7回、興南・生盛亜勇太は無失点に抑えベンチに戻る(撮影・山口登)
 気迫あふれる表情を見せる先発の興南・生盛亜勇太(撮影・山口登)
 帽子を飛ばし力投する興南・生盛亜勇太(撮影・山口登)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、市船橋6-5興南」(8日、甲子園球場)

 興南が九回にサヨナラの押し出し死球を与え、初戦で大会から姿を消した。

 敗戦の中にもエースの投球は光るものがあった。先発の最速147キロ右腕・生盛亜勇太投手(3年)は8回0/3を投げ11安打2四球6失点。四回に2本の適時打を浴びるなど、中盤に押し返されたが、三回には自己最速を更新する148キロを計測し、直球はうなりを上げた。

 琉球のエースの系譜を受け継いでいる。2010年夏に同校を日本一に導いたトルネード左腕・島袋洋奨氏(29)が、昨年からコーチを務めており、聖地で旋風を巻き起こした投球術を学んだ。

 試合前には金言も頂いた。「自分を信じてエースらしく楽しんでこい。甲子園を楽しめ」。マウンドでの流儀を胸に刻み、堂々とした投球を披露。生盛は「甲子園は一瞬で、楽しくて最高の場所でした」と振り返った。

 ただ、楽しさだけではなくて、当然悔しさも残る敗戦。「甲子園で学んだことを次のステップに。大学では根っこから体を作って頑張りたい」と次の舞台を見据えた。

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