日体大・矢沢“三刀流”躍動 150キロ連発1回2K!2点打激走に外野守備も

 8回、2点適時打を放つ日体大・矢沢(撮影・伊藤笙子)
 声を出して力投する日体大・矢沢
 8回、小川の安打で三塁に滑り込む日体大・矢沢
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 「U-23NPB選抜8-6大学・社会人選抜」(1日、神宮球場)

 U23NPB選抜と、大学、社会人選抜が戦うプロアマ記念試合が1日、神宮球場で行われた。日体大の矢沢宏太投手(4年・藤嶺藤沢)が投打で躍動し、阪神・和田TAらスカウト陣に猛アピールした。昨年12月に就任した野球日本代表・侍ジャパンの栗山英樹監督(61)がNPB選抜で初采配を振るい、3番手で登板した阪神・森木大智投手(19)は1回無失点だった。

 人生初の神宮で、プロ相手にも“三刀流”の躍動だ。今秋ドラフト上位候補の矢沢が投打で存在感を発揮。投げては1回2安打1失点2奪三振の好投を見せると、打っても2打数1安打2打点の結果を残した。

 「同世代ということでなんとか食らいついていくことができるんだぞというのを証明できるように頑張りました」

 阪神からは畑山統括スカウトや和田TAらが見守った中、七回に登場。まずは投球で魅せた。ロッテで4番を務めたこともある安田と対戦。初球、いきなりこの日最速の151キロを記録するなど、全球150キロ台の直球で、三ゴロに仕留めた。

 その後、2本の長打で1点を失ったが、西武・長谷川、ヤクルト・赤羽をスライダーで空振り三振。度胸満点の投球で最少失点に抑えた。

 「打たれてしまったら点を取るしかないと思ってバッティングに集中して走塁もして楽しく野球ができた」

 バットでも攻めの姿勢を崩さない。7点を追う八回1死二、三塁での第1打席。カウント1-2からヤクルト・鈴木が投じた低めの変化球を捉え、右翼線への2点適時打。さらに続くHonda鈴鹿・小川の右前打で一気に三塁まで激走し、貴重な追加点を演出だ。

 八回の守備では左翼にも入った。試合前には栗山監督から「高いレベルを目指してやってほしい」とエールを受け、「(投打の)どちらでもプロの世界で勝負できるようにもっともっと成長したい」と矢沢。レベルアップを遂げ、プロ入りを目指す。

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