楽天 監督代行の真喜志ヘッド「諦めず、粘り強く」 指揮官不在の緊急事態で連勝導く

 7回、辰己の勝ち越し打で生還した島内をタッチで迎える真喜志監督代行(撮影・高石航平)
 ベンチで厳しい表情の真喜志監督代行(中央)=撮影・高石航平
 ノックバットを背負う真喜志監督代行(撮影・高石航平)
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 「楽天10-5日本ハム」(31日、楽天生命パーク宮城)

 鮮やかな逆転勝利を収めた。楽天は最大4点のビハインドを跳ね返し逆転勝ち。石井監督の新型コロナウイルス感染により、監督代行を務める真喜志康永ヘッドコーチは「最後まで諦めず、粘り強くつながった攻撃ができた」と選手をたたえた。

 猛攻は3点を追う七回だった。先頭の岡島豪郎外野手が1号ソロを放ち、反撃ののろしを上げる。「よしいけるという気持ちになった」と流れを引き寄せた。

 勢いは止まらない。2死一、二塁から島内宏明外野手が右線に同点の2点適時三塁打。球場のボルテージが最高潮になる中、続く辰己涼介外野手の適時打でとうとう試合をひっくり返した。「あそこで同点のままじゃなくて勝ち越せたのが今後につながるいい攻撃だった」。指揮官代行も納得の表情で振り返った。

 見事な逆転勝利で後半戦最初のカードを勝ち越した。“指揮官不在”の緊急事態は続くが、チーム一丸となって戦っていく。

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