広島商 夢半ばで幕 春夏連続出場ならず 新型コロナでセンバツ途中辞退
「高校野球広島大会・準決勝、尾道4-1広島商」(26日、ぶんちゃんしまなみ球場)
準決勝2試合が行われ、尾道と盈進(えいしん)が決勝に駒を進めた。春夏通じて初の甲子園を目指す尾道は4-1で広島商を下し、広島商は春夏連続出場の夢が途絶えた。
聖地凱旋を目指した夏は、夢半ばで幕を閉じた。今春のセンバツに出場した広島商は相手投手・坂本を攻略できず、悔し涙をのんだ。荒谷忠勝監督(45)は「初回の3点ですかね。坂本投手を楽にさせてしまった」と先手を奪われたことを悔やんだ。
出場した今春のセンバツは2回戦を前に、新型コロナウイルスの陽性者が複数出たため途中辞退。ナインはもう一度、甲子園の舞台に立つことを合言葉にして、今大会はノーシードから勝ち上がってきた。
この日無安打に終わった植松幹太主将(3年)は「夏は集大成。夏しかないと思って練習に励んだ。全国制覇が目標だったが、なかなかうまくいかなった」と唇をかんだ。