「ヤクルト５－３巨人」（１９日、神宮球場）

　主力選手が新型コロナウイルス陽性判定で大量離脱したヤクルトが連敗を６でストップした。高津臣吾監督に代わって指揮を執る松元ユウイチ監督代行にとってはこれが代行初勝利。「代行になってから本当に連敗が続いて、苦しかったですね」と連敗中の胸中を明かしつつ、試合後に先発の小沢から手渡されたウイニングボールに「記念のボールだと思うし、大事に取っておきたいですね」と表情を緩ませた。

　「７番・二塁」で起用した武岡がプロ初打点を含む３安打３打点と躍動。松元監督代行は二回無死二、三塁で二ゴロを打ち、先制点を挙げた場面を振り返り、「しっかり内野手の守備位置とか確認した上で、あそこの選択はやっぱり非常によかったんじゃないかなと思う」と評価し、「その後ね、ヒットを打ったり、三塁打も１アウトだったんですよね。あそこで何とかトライすること、すごく大事な走塁だったと思うし、本当に良かったと思います」と賛辞を惜しまなかった。

　小沢が６回を５安打無失点とゲームをつくり、コール、梅野は失点も、最後は守護神のマクガフがきっちりと締めた。「本当にこの１勝は非常に大きいと思うし、連敗している中で、止めたところで本当に大きな１勝かなと思いますね」とチーム一丸での連敗ストップをたたえた。