千葉明徳 イチロー氏助言と“お守り”で4日がかり3回戦突破 作田主将「気持ち難しかった」

 「高校野球千葉大会・3回戦、千葉明徳7-0国府台」(17日、長生の森公園野球場)

 千葉大会では、昨年12月にイチロー氏(48)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=に指導を受けた千葉明徳が4回戦進出を決めた。レジェンドの助言と“お守り”効果で2戦連続のコールド勝ち。また沖縄大会では興南が代表一番乗りを決めた。

 集中を切らすことなく、やっとの勝利だ。昨年12月にイチロー氏から指導を受けた千葉明徳が、14、15日と続いた降雨ノーゲームを経て、七回コールド勝ち。一回表終了後には落雷のため試合が中断したが、レジェンドから伝えられた金言で悪条件を吹き飛ばした。

 率直に「気持ちの持ち方が難しかった」と主将・作田凌太朗内野手(3年)。それでもチームには偉大な選手の言葉が浸透していた。集中力を切らさず、中断明けに3点を先制すると、以降も着実に得点を積み重ねた。

 昨年、イチロー氏から伝えられた助言は「落ち着きのあるプレー」。練習時からメリハリを意識し、常に大きな声を出していたチームは変わった。平常心、集中力を保つことでどんな状況でも自分たちの野球を見失うことがなくなった。

 昨秋の千葉大会1回戦でコールド負けを喫したチームは確実に変化。イチロー氏から譲り受けた黒の木製バットを“お守り”としてベンチに携え、今大会は2戦連続のコールド勝利だ。

 過去にイチロー氏が指導した中で、甲子園未出場チームは千葉明徳だけ。初の聖地へ「今後は簡単には勝ちきれない試合が続く。さらにチーム全体で集中してやっていきたい」と作田。イチローイズムで激戦区を突破する。

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