オリックス 首位と4・5ゲーム差接近 中嶋監督「借金を返すことしか考えていない」

 4回、先制2ランを放った吉田正(7)をベンチで迎える中嶋監督
 8回、4号ソロを放つ・紅林
 ヒーローインタビューを終えポーズを決める山崎福
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 「ソフトバンク2-3オリックス」(14日、ペイペイドーム)

 オリックスは吉田正、紅林の一発攻勢で首位・ソフトバンクに勝利。2カード連続の勝ち越しに成功した。

 四回に吉田正の9号2ランで先制。先発・山崎福も6回まで2安打無失点と完ぺきだった。しかし、七回1死一塁からデスパイネに同点2ランを献上。終盤に試合は振り出しとなった。

 直後の八回。先頭・紅林が値千金の勝ち越し4号ソロ。中嶋監督は「すぐ取ってくれたのはでかいですね。サチ(山崎福)にも勝ちがついたので、本当に大きな一発だったと思います」とたたえた。

 12日にもソロを含む3安打と上り調子の紅林について「いいと思います」と話しながらも「勝手に沈んでいくからね。何とかケツをたたいてでも、維持、それ以上は打たせないとダメ」とさらなる活躍を求めた。

 今季3勝目の山崎福については「全部の球に集中して、抜けたところがなかった。あのぐらいできる子なので。今日みたいな投球を続けてほしい」と願った。

 これで首位・ソフトバンクとは4・5ゲーム差。借金2の5位だが、混戦だ。指揮官は「借金を返すことしか考えていない」と冷静。3度の盗塁死など、反省点も挙げた。「どんどん攻めていかないといけない。守ってるわけにはいかないんで、攻めて攻めていきたいとは思う。何とか頑張ってほしい」と話した。

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