侍JAPAN韓国と激突へ 栗山監督「勝ちきる」 WBC1次L組み分け決定

 来年3月開催の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者は7日(日本時間8日)、大会日程や1次リーグの組み分けなどを発表した。1次リーグで日本はB組となり韓国、中国、豪州と予選通過チームと同組。野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(61)は、宿敵・韓国との対戦決定を受け、熱く意気込みを語った。

 たぎる思いを抑えるかのように静かな口調で、しかし確かな決意を込めて栗山監督は言葉を紡いだ。

 「国際試合になると一つ一つが難しい戦いになる。われわれはとにかく勝ちきって、日本野球の素晴らしさを伝えられるようにしっかりやっていきます」

 特に1次リーグ最大の壁は宿敵・韓国だ。最近2大会での対戦はないが、過去WBCでの対成績は4勝4敗の五分。09年大会決勝の激闘は、今もファンの記憶に刻まれている。

 栗山監督は「韓国とやったら絶対にそういうふう(激戦)になるのは分かっている。自分の全てをかけて戦い尽くす、どっちにでも転ぶような戦いになるのは決まっているので、しっかりと準備したい」と決意を示した。

 世界ランキング1位の日本だが「メジャーリーガーが出る大会は別物」と栗山監督。同組にはアテネ五輪などで苦杯をなめた豪州もいる。五輪と違い両親どちらかの出生地での代表も可能とあって「豪州系のメジャー選手とか、全部洗ってもらってる」と、すでに情報戦は始まっている。

 さらに今大会では各組上位2チームが1次リーグを勝ち進むと、前回大会の総当たりでの2次リーグではなく一発勝負の準々決勝へと変更となった。「絶対に勝ちきらないといけない。楽しみと怖さはある」。頂点を目指す戦いを見据え、緊張感が高まってきた。

 ◆本戦出場国は前回17年大会の16チームから20チームに増加。1次リーグは1組4チームから5チームとなる。今年9月にドイツとパナマで予選が行われて勝ち上がった4チームが1次リーグ各組に加えられる。

 ◆1次リーグは4組に分かれ、台湾(台中インターコンチネンタル球場)、日本(東京ドーム)、米国(アリゾナ州チェイス・フィールド、フロリダ州ローンデポ・パーク)でそれぞれ行われる。

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