中日・根尾が近本斬り! プロ初勝利の可能性は消滅 窮地を151キロ直球でしのぐ

 5回、根尾は無死点に抑えナインを迎える(撮影・山口登)
 5回、ピンチをしのぎ、グラブを叩いて喜ぶ根尾(撮影・飯室逸平)
 5回、近本を打ち取り無失点に抑える根尾(撮影・田中太一)
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 「中日-阪神」(1日、バンテリンドーム)

 中日・根尾昂投手が五回2死一、二塁のピンチで5番手としてマウンドに上がり、近本を三ゴロに仕留めて窮地をしのいだ。

 スコアは1-0。打席に27試合連続安打と好調な左打者・近本を迎えた場面で、ベンチが動いた。左投手をぶつけたい場面だったが、エース大野雄が背中の張りで先発を回避した中、代役先発の藤嶋の後を受けて2番手で左腕の福が既に登板していたため、ベンチに左投手は残っていなかった。

 絶対絶命の場面での登板。ベンチの高い期待に、根尾が応えた。初球は149キロ直球が外角低めに外れた。2球目の内角スライダーで空振りを奪うと、3球目、内角高めの151キロ直球に近本は詰まった三ゴロ。二塁封殺で見事に得点を許さなかった。

 近本斬りを果たすと、六回は6番手の清水が登板した。1/3回を無失点。先発の藤嶋が3回で降板した後、小刻みなリレーが続いており、このまま試合終了を迎えた場合、公式記録員が「勝利をもたらすのに最も効果的な投球を行ったと判断した救援投手」が勝ち投手となるため、根尾に「プロ初勝利」がつく可能性もあったが、リリーフ陣が打たれた。

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