プロ野球ＯＢクラブチャンネルが２８日、更新され、元ロッテの袴田英利氏が現役時代に近鉄・ブライアントに激突され、脳しんとうを起こしたプレーを振り返った。

　「俺、脳しんとうを起こしたんだけど、医者の先生が…」と振り返った袴田氏。往年の川崎球場で行われたロッテ－近鉄戦でホームを狙ったブライアントが体当たりを敢行。ホームベース上で捕球体勢に入っていた袴田氏は吹っ飛ばされて転倒。そのまま起き上がれず、ベンチから慌てて金田監督やトレーナーらが駆けつけた。

　現在ではコリジョンルールで一発アウトになるプレー。ブライアントも心配そうに見つめる中、突然、グラウンドに白衣を身にまとった老年のドクターが。球場内が騒然とする中で、あまりのスローな動きに注目が集まり、「珍プレー！好プレー！」でも頻繁に登場するシーンだ。

　「直後は知らなかったけど、珍プレーの映像を見てね。人が倒れてる時にヨボヨボの先生が出てきて…俺も見て笑うしかなかった」と苦笑いを浮かべる袴田氏。一緒に出演していた高橋慶彦氏も「あのシーン覚えているもん」と相づちを打つと、「まああれで珍プレーに出させてもらったんでいいかと。しょうがないかなー」と大爆笑で振り返っていた。