交流戦強すぎたヤクルト、高橋今季初完封で鷹をスイープ&5連勝締め 交流戦最多勝利14勝樹立
「ソフトバンク0-3ヤクルト」(12日、ペイペイドーム)
すでに4年ぶりの交流戦優勝を決めていた高津ヤクルトが投手戦でワンチャンスを物にし快勝。5連勝で締めくくった。先発・高橋が6安打無失点の今季初完封、5勝目を飾った。
序盤から白熱した投手戦だった。ヤクルト打線は、ソフトバンク・和田の前に1安打と沈黙。好機すら作れない中で、八回に長岡の先制適時二塁打、塩見の10号バースデー2ランで一気に3点を奪った。
強力な援護点をもらった高橋は散発6安打を許しながらも、丁寧な粘りの投球で失点を許さず。10奪三振を奪うなど、緩急を使って、ソフトバンク打線を攻め続けた。
高橋は4月10日の巨人戦で今季初完投を挙げて以来、今季2度目の完投。完封は今季初めてで、昨季の日本シリーズ第2戦でプロ初完封をして以来の快投劇となった。
これで交流戦は14勝4敗でフィニッシュ。18試合制となった15年以降では16年ソフトバンクの13勝を上回る最多勝利を樹立し、貯金も今季最多の「19」となった。またソフトバンク戦に2年連続3連勝は、セ・リーグ初の“圧倒勝利”となった。