上武大・島村大樹 お目覚め豪快V弾 13年以来の決勝進出へ貢献2安打4打点

 「全日本大学野球選手権・準決勝、上武大5-0仏教大」(11日、神宮球場)

 準決勝2試合が行われ、上武大が仏教大を下し、優勝した13年以来の決勝進出を果たした。島村大樹内野手(3年・大宮東)が決勝の先制ソロを含む2安打4打点と大活躍。12日午後1時開始の決勝(神宮)で、20年ぶりの優勝を狙う亜大と対決する。また、侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が準決勝2試合を視察した。

 思いはバットに乗せた。高々と舞い上がった白球が右翼席に到達すると力強く右拳を突き上げた島村。ここまで8打数無安打と苦しんでいた男が、豪快な一撃で勝利を呼び込んだ。

 七回1死走者なしで迎えた第3打席。右腕が投じた低めのスライダーをすくい上げた。「思い切ってスイングしようと打席に立った。入った瞬間はホッとしました」と今大会初安打となる公式戦初アーチに安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 1点リードの八回2死満塁の好機では、中越えへ3点適時三塁打をマーク。「安打が出ない中でも使っていただいて、メンバー外のみんなも夜遅くまでティーをあげてくれた」と仲間に支えられ、見事に不振を脱却し、起用に応えた。

 13年大会以来となる決勝。同年は今大会と同カードとなる亜大を下し、優勝をつかんだ。「目標にしてきた決勝の舞台を全員で迎えられるので、1勝をもぎ取って日本一になりたい」と島村。目覚めた打撃でチームを頂点へと導く。

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