第９３回都市対抗野球の近畿地区２次予選の第１代表決定戦が、わかさスタジアム京都で行われた。今秋ドラフト候補のＮＴＴ西日本・平良竜哉内野手（２３＝九州共立大）と藤井健平外野手（２４＝東海大）は豪快な一発を放つなど快勝でミキハウスを下し、８年連続３３回目の都市対抗出場を決めた。

　１点を追う四回、先頭で打席に立った平良がカウント１－１からの３球目、真ん中付近に甘く入った速球を捉えた。高々と甘い上がった打球は左翼フェンスを越える同点ソロ。試合を振り出しに戻し、その後も打線がつながりこの回計４点を奪った。

　３点リードの六回１死一、二塁には、藤井も勝負強さを発揮。右腕が投じた直球を強振し、バックスクリーンへ到達する３ランを放った。この一撃でリードは６点差に。つかんだ流れを渡すことなく、勝利をつかんだ。