元楽天監督の田尾安志氏が難病「心アミロイドーシス」を告白 アントニオ猪木氏も闘病中
プロ野球・楽天の初代監督で野球解説者の田尾安志氏が30日、自身の公式YouTubeチャンネル「TAO CHANNEL」を更新し、国が定める指定難病の心アミロイドーシスを患っていることを明かした。
「心アミロイドーシスになりました」というタイトルで、妻で歌手のマダムレイさんとともに出演。「隠していたわけではないでんすが、もうちょっとすると認定されるので、言ってもいいかなと。治療法が3年前にはなかった。5年生存率が30何%というね。でもいい薬が開発されて、かなり今は良くなっているそうでね」などと話した。
心アミロイドーシスは、異常なたんぱく質がさまざまな臓器に沈着して障害を引き起こす疾患で、元プロレスラーのアントニオ猪木氏も闘病中。現在日本で約2000人が認定されている。田尾氏は定期検査で疑いがあり、さまざまな精密検査の結果、心臓に沈着があることが分かったという。
田尾氏は「加齢でなる人もいれば、遺伝でなる人もいる。いろんな理由があるそうで。みなさんに(この病気を)まず知っていただこうということでね。少しでも貢献できればうれしいな、ということでお話させてもらいました」と、心アミロイドーシスという難病を広く知ってもらいたいという思いで、告白に至ったと語った。