巨人・中田が全12球団弾達成 移籍後初古巣戦で豪快な一発 敵地となった札幌D、ハムファンも拍手

9回、2ランを放つ中田(撮影・中島達哉)
9回、2ランを放つ中田(撮影・中島達哉)
9回、2ランを放つ中田(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム4-8巨人」(28日、札幌ドーム)

 古巣の本拠地で大暴れだ。移籍後初の札幌ドーム凱旋となった巨人・中田翔がメモリアルな一発を放った。

 6-4で迎えた九回無死二塁で巡ってきたこの日2回目の打席。日本ハムの望月のツーシームを豪快に左翼席上段に突き刺す5号2ラン。これで全12球団からの本塁打を達成した。日本ハムファンからの拍手も浴びながらゆっくりとダイヤモンドを一周し、本塁に生還すると「よっしゃ!」と声を挙げて喜んだ。

 この日、ベンチスタートとなった中田は1点リードの七回2死一、二塁の好機で代打として登場。同期入団の宮西から中前適時打を放ち、貴重な追加点を生んだ。

 中田がグラウンド内に姿を見せると、スタンドが沸き、コールされると日本ハムファンからも大きな拍手が送られた。左翼スタンドには日本ハム時代の中田のタオルを掲げるファンも見られた。

 中田は昨年シーズン途中に同僚への暴行行為で出場停止処分を受け、その後、8月に巨人へ電撃移籍。今年3月の札幌でのオープン戦はチームに帯同せず、出場していなかった。

 中田は今季、打率・211、4本塁打、17打点。14日の中日戦では逆転満塁本塁打を放ち、勝利に貢献した。

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