山川がキング独走15号 西武は3連勝で再び勝率5割に

 「中日1-2西武」(25日、バンテリンドーム)

 「どすこーい」。勝利を呼ぶ雄たけびが名古屋に響いた。1点を先制された直後の二回。先頭の西武・山川が、中日の先発高橋宏が投じた低めの変化球を捉えた。打球は球場最深部の左中間席へ。8日の日本ハム戦以来11試合ぶりの15号同点ソロだ。

 「打った瞬間、手応えあり、でした。久々の本塁打なのでうれしい」。今季山川が本塁打を放った試合は12戦全勝。アーチの数は両リーグ単独トップ。だが「野球をやっている以上、数字と戦わないといけないが、数字と戦っていい経験はない。きょうは終わり。また次の1打席目に向けていい準備を」と先へ視線を向ける。

 3連勝で再び勝率5割。交流戦はパで唯一の連勝スタートだ。辻監督も「見事な本塁打だった」とたたえる獅子の支柱が、チーム全体を上昇気流にいざなう。

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