楽天・浅村が復調示す2安打3打点 「いいきっかけにしたい」 連敗ストップに貢献

 5回、浅村は左越えに2ランを放つ(撮影・山口登)
 3回、浅村は中前に同点適時打を放つ(撮影・山口登)
 5回、2ランを放った浅村(3)らを迎える石井監督(中央)=撮影・飯室逸平
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 「阪神1-6楽天」(25日、甲子園球場)

 主砲が目を覚ました。楽天・浅村栄斗内野手が、自身16試合ぶりの一発を含む2安打3打点と躍動。チームの連敗ストップに大きく貢献した。

 豪快なスイングは1点リードの五回だ。1死一塁から、阪神・西純の内角球を強振。打球は左中間スタンドに飛び込む7号2ラン。久々の一発を「多少詰まり気味だったんですけど、風のおかげで入ったかなという感じです」と謙遜した。

 「自分の調子でチームが左右されるというのはずっと思っていることなので、もどかしい気持ちもあります」。

 5月は苦しんでいた。一時、28打席連続ノーヒットなど、試合前までの月間打率は・182。浅村の状態とともにチーム状態も急降下。2度の4連敗を喫するなど厳しい戦いが続き、大きな責任を感じていた。

 ただトンネルは抜け出した。三回には同点の適時打を放つなど、本来の勝負強さが戻ってきた。「いいきっかけにしたいですね」。頼れる主砲が完全に目を覚ませば、またチームは上昇気流に乗っていくだろう。

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