ついに!中日・根尾が衝撃の1軍初登板 1回1安打無失点 初球150キロに敵地騒然

 8回裏、プロ初登板のマウンドに上がり力投する根尾(撮影・立川洋一郎)
 8回、中村健の打球に飛びつく根尾(撮影・立川洋一郎)
 8回、根尾の球速を表示する電光掲示板
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 「広島-中日」(21日、マツダスタジアム)

 中日・根尾昂外野手が1軍でプロ初登板した。9点ビハインドの八回から登板し、1回1安打無失点に抑えた。

 根尾のコールにどよめき、初球、坂倉に150キロを計測すると、敵地は騒然となった。だが、2球目は右前打。続く同世代の小園とはアマチュア時代以来の対戦となったが、カウント2-1から147キロで右飛。磯村に対しては1ボールから147キロで中飛。中村健にはフルカウントから146キロで二ゴロに打ち取った。

 結局、根尾は直球、スライダーを投げ分け、全15球。2球が150キロを計測した。

 打順は4番に入り、「4番ピッチャー」として九回には打席にも立った。結果は一ゴロで、打率・188となった。

 この日は、先発の岡野が2回9失点の大炎上。大量ビハインドの苦しい展開となり、ブルペンへの負担が増していた中で、根尾の出番が回ってきた。

 高校時代は大阪桐蔭で投手としても活躍し、甲子園で春夏連覇も経験。プロ入り時は二刀流での起用を検討する球団もあったほどの逸材だ。

 今季は5月8日、ウエスタン・リーグの阪神戦の九回にプロ初登板。最速150キロを計測していた。

 1軍戦の野手登板は、20年に巨人・増田大が8月6日の阪神戦(甲子園)で登板している。

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