DeNA・番長の鬼タクト 勝利投手目前の坂本に代打・藤田→2桁得点で連勝
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「DeNA10-2中日」(5日、横浜スタジアム)
DeNAが2桁得点で中日に連勝。借金を「4」まで減らした。ターニングポイントは3点リードの四回、1死満塁のところで1失点と粘りの投球を見せていた先発・坂本に代打・藤田を告げた場面だ。
これに応え藤田は初球を左前にはじき返し、5連打でリードを4点に広げた。坂本はまだ今季、白星がなく4回まで4安打1失点。球数も73球だったが、三浦監督は「(坂本の投球は)悪かったと思います。良くなかったと思います。四球がらみで3イニング連続でね。四回もヒット打たれて、毎イニング走者を背負いながらの。失点は1でしたけど、流れ、リズムというところで乗り切れなかった」と説明した。
その上で「守ってる野手、攻撃する方に関してもなかなかね」と攻撃のリズム、守りのリズムを考えての一手だったと明かした指揮官。1死満塁の好機でなければ打席に送っていたかの問いには「なかったです」と言い切り「内容的によくなかったので、あそこで代えました」と断言した。
この“鬼タクト”が打線の奮起を呼び、中盤以降も得点を重ねて13安打10得点。6日からの広島3連戦へはずみをつけた。