ヤクルト・石川&青木“おじさんコンビ”の絆「いなかったら困ります」

 「ヤクルト1-0阪神」(23日、神宮球場)

 支え合う“おじさんコンビ”の絆が、胸を熱くした。ヤクルトの石川雅規投手と青木宣親外野手。共に40歳を超え、今もなお主戦場のグラウンドに立ち続ける。互いのことを「一番近い存在かもしれない」と青木が言えば、石川も笑顔で言葉を紡ぐ。

 「いなかったら困りますよね。本当に青木だから話せるので」

 同じユニホームを着ている年数が最も長く、目尻のしわも少しだけ増えた。沖縄キャンプでは毎朝同じタクシーに乗り込み、どの若手よりも先に球場入り。ロッカーも隣同士の2人は、互いに尊敬し合い、互いに切磋琢磨(せっさたくま)して前へと進んでいる。

 ヒーローインタビューでも絶妙な掛け合いを見せた。青木が「石川じいさん」と呼べば、負けじと石川も「青木おじさん」と笑う。42歳と40歳コンビが魅(み)せる絆の物語。開幕から状態が上がらず、今季初めて上がったお立ち台の景色は2人で一緒に見た。「ロッカーで苦しんでいたので」。同じ悩みを共有した分だけ、笑顔が輝いた。(デイリースポーツ・ヤクルト担当・松井美里)

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