プロ注目左腕の尼崎北・藤本 熱投198球19K 延長十三回タイブレーク制した

 「春季高校野球兵庫大会・2回戦、尼崎北1-0西宮東」(17日、明石トーカロ球場)

 春季兵庫県大会に25年ぶりの出場となった尼崎北が、西宮東を延長十三回タイブレークの末に1-0で下し、2回戦に進出した。プロ注目の左腕・藤本拓己投手(3年)が、198球の熱投で19三振を奪って完封。阪神などプロ4球団のスカウトが視察する前で、存在感を見せた。

 圧巻の奪三振ショーとなった。「正直、今日は自信を持って打ち取れるというボールはなかったです」と振り返ったように本調子ではなかった。それでも、要所を締めた粘り強い投球で、最後まで投げ切った。

 課題としていた制球力を克服するため、冬場は走り込みを中心に下半身を強化。その成果を示した投球となった。巨人・岸スカウトは「手足が長くてストレートに角度がある。スライダーやチェンジアップなど変化球でも空振りが取れている」と評価した。

 「チームの目標は県大会優勝。自分から引っ張っていきたい」と藤本。2回戦へ向けて気持ちを高ぶらせた。

 ◆藤本 拓己(ふじもと・たくみ)2005年3月28日生まれ。愛知県岡崎市出身。17歳。183センチ、72キロ。左投げ左打ち。投手。小1から野球を始め、大社中では軟式野球部に所属。球種はカーブ、スライダー、チェンジアップ。50メートル6秒8、遠投90メートル。

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