亜大・青山が2試合連続の完投で3勝目 8安打も粘投、1失点9K

 力投する亜大・青山美夏人(撮影・伊藤笙子)
 力投する先発の亜大・青山美夏人(撮影・伊藤笙子)
 1回、山本大輔を空振り三振に抑え、ほえる亜大・青山美夏人(撮影・伊藤笙子)
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 「東都大学野球、亜大5-1国学院大」(12日、神宮球場)

 亜大が先勝した。プロ注目の青山美夏人投手(4年・横浜隼人)が1失点で完投。今季3勝目を挙げた。

 辛抱強く右腕を振った。初回の立ち上がりで1点を失ったが、三回に逆転。その後は1点差と緊迫した展開が続いたが、集中力を切らすことなく投げ続けた。エースの力投に打線も応え、八回には4番・指名打者の山下洸介(4年・岡山理大付)が左越え3ラン。最終回の守りは連打で1無死一、二塁のピンチを迎えたが、無失点で抑えた。

 この冬は体重を約6キロ増量し、走り込みなどを行って、スタミナを強化。「今までは終盤ボールが弱くなったりスタミナがなくて変えられていたけど、自信になった」。ピンチの場面も持ち味の力強いストレートで押しきり、8安打を許しながらも9三振を奪った。

 成長を示すエースの投球に生田勉監督も「今日は100点満点。一人で投げきるのは努力のたまもの。完投できたのは青山にとってもチームにとっても収穫」と評価。指揮官も絶対的信頼を置くエースが、チームを勝利へ導く。

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