ロッテ・レアードNPB通算200号 山本由伸撃ちで助っ人史上17人目快挙
「ロッテ2-4オリックス」(9日、ZOZOマリンスタジアム)
研ぎ澄まされた集中力。山本の配球を読み、振り抜いた打球は左翼席に飛び込んだ。ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が放った今季2号は、通算200号本塁打となるメモリアルな一発。外国人選手ではNPB史上17人目の快挙。大喜びで“すしポーズ”を披露し、ベンチ前で記念のボードを掲げた。
2点を追った七回だ。変化球を2球見送り、2ボールからの3球目。151キロ直球を捉えた。「回の先頭で僅差の試合で歩かせたくないだろうと。真っすぐを投げてくるなと頭の中にはあったよ」。対山本通算4発目。失投を逃さない打撃に、してやったりだ。
15年に来日してから8年目。研究心旺盛な助っ人は、日本ハム時代に3年間ともにプレーした大谷(エンゼルス)からも学んだ。「自分の中ですごく影響の大きかった選手」。打撃練習に黙々と取り組む姿には、感心させられたという。
山本からメモリアル弾を含む2安打を放ったが敗戦。祝砲にはならなかったが「残念だけど、達成できてうれしく思う」。節目の一発に胸を張った。