オリックス・山本由伸が球団新18連勝「感謝の気持ちで一杯」苦しみながら7回2失点

 5回、エチェバリアを二ゴロに打ち取りガッツポーズを決める山本(撮影・開出牧)
 3回、安田を三振に仕留め若月(右)とグータッチを交わす山本(撮影・開出牧)
2枚

 「ロッテ2-4オリックス」(9日、ZOZOマリンスタジアム)

 オリックスの山本由伸投手(23)が球団新記録となる18連勝を飾った。昨季は5月28日のヤクルト戦(京セラ)から15連勝でフィニッシュ。今季3勝目を挙げ、阪急時代の足立光宏が1970年~71年にかけて記録した17連勝を更新した。

 本調子ではなかった。初回に先頭の高部に左前打を許すと、続く藤原の高くバウンドした投ゴロを一塁へ悪送球。1死満塁とピンチが広がり、マーティンに先制の右犠飛を打たれた。これが今季初失点。2点リードの七回にはレアードに一発を浴びた。

 7回を投げて9安打6四死球と苦しんだが、要所で9三振を奪い。2失点でしのいだ。崩れそうで崩れない。日本球界を代表する右腕の意地がこもった122球だった。八回は左腕ビドル、九回は平野佳が無失点リレーで新記録をアシストした。

 ヒーローインタビューでは「ずっとピンチになってしまったけど、何とか粘り強く最少失点でいけたのは唯一、良かったところかなと。反省するところがたくさんあった」と振り返りつつ、「今日の試合も特にそうですけど、野手の方に勝たせてもらっている試合も多い。いろんな人に感謝の気持ちで一杯です。何とか勝ちを積み重ねて、上位にいけるように頑張ります」と思いを述べた。

 シーズンをまたいだ連勝のプロ野球記録は、2012年~13年に楽天・田中将大投手がマークした28連勝となっている。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス