楽天・西川が移籍後初弾 岸に感謝しきり「本当に援護できてよかった」
「楽天7-2西武」(6日、楽天生命パーク宮城)
待望の一発が飛び出した。今シーズンから新加入の楽天・西川が、移籍後1号弾。度々感謝を口にしている岸の今季初勝利を援護した。
大歓声に包まれたのは五回だ。先頭から甘く入った直球を振り抜き、右中間席に運んだ。「完全にまぐれです」とはにかんだが、直前に1点差に迫られていただけに、価値ある一振りとなった。
「やりやすくしてもらっているので、本当に援護できてよかった」と言葉に気持ちがこもる。西川にとって、岸は頼りになる存在だ。1月、仙台での自主トレ初日に一人でアップをしていたところ、一番初めに声をかけられたことで緊張が解けた。その後のキャンプでも体調面などを気遣われ「優しい声をかけてもらった」と感謝しきりだ。
前回、岸が先発した3月27日のロッテ戦(楽天生命)では3打数2安打3打点。この日は3打数2安打1打点と、恩返しの活躍だ。「本当にすごいチームにやってきたんだなと思ってます」。充実の日々は、ファンのおかげでもある。
平日のデーゲームながら、春休みのため多くの子供が観戦に訪れていた。「子供たちが喜んでいる姿って本当に素晴らしいなと思う」と笑顔を見せ、「僕も一回所属先がなくなって、楽天に入ったことでそういった気持ちを思い出させてくれた」。今後もプレーで夢を与えていく。




