松山商が17年ぶり優勝 六回鮮やか逆転で松山聖陵との決勝を制す 楠岡がV打 春季愛媛大会

 「春季高校野球愛媛大会・決勝、松山商5-3松山聖陵」(4日、西条ひうち球場)

 松山商が接戦を制し、17年ぶり15回目の優勝を果たした。

 打のヒーローは途中出場の楠岡晴陽内野手(2年)だ。2-3で迎えた六回、先頭の4番・西岡龍樹捕手(3年)の一発で同点に追いつき、さらに四球と安打で1死一、三塁。このチャンスで楠岡が、右中間を真っ二つに破る2点適時三塁打を放って勝ち越しに成功した。四回には2死満塁の場面で代打で同点適時打を放った。158センチと小柄ながら、大野康哉監督(50)が「ここぞの場面は楠岡に決めていた」と信頼する打撃力をいかんなく発揮。「先輩たちのために打てたのでホッとした」と、笑顔で振り返った。

 投げては春からエースナンバーを背負う清家瑛投手(3年)が、制球に苦しみながらも尻上がりに調子を上げて9回4安打3失点。公式戦初となる完投で、春の優勝投手となり「みんなに助けてもらって勝てた試合。仲間に頼ってやっていこうと思って投げていた」と、安どの表情を浮かべた。

 20年4月からチームを指揮する大野監督は「練習試合ができずに不安もある中で、選手も私も試合ができる喜びを感じながら精いっぱいできた」と充実の表情。2005年以来の優勝を手に、23日から開幕する春の四国大会へ乗り込む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス