ソフトバンク開幕7連勝 藤本監督が新人監督歴代単独トップに 柳田が値千金の「変態打ち」

 「楽天0-1ソフトバンク」(1日、楽天生命パーク宮城)

 ソフトバンク・柳田の圧巻の本塁打に、藤本監督も「変態打ち」と思わず笑った。四回、外寄り低めを突いてきた初球のシンカーに、泳ぎながらもバットを合わせる。本人も打ち取られたかのように打球を見上げたが、ぐんぐんと伸びて左翼席へ。「あまり力を入れずに打った」という1号ソロで、チームを南海時代の1955年以来となる開幕7連勝に導いた。

 この本塁打が、好投を続けていた涌井からチームが放った唯一の安打。試合も決めた値千金の一打で、新人時代に2軍打撃コーチとして薫陶を受けた恩師の藤本監督の偉業達成もアシストした。新人監督としての開幕7連勝は、1972年の与那嶺(中日)、79年の梶本(阪急)の6連勝を抜き歴代単独トップに。「おめでとうございます」と笑顔で祝福した。

 共に中軸を担い好調だった栗原が、左膝の大けがで長期離脱に。「クリ(栗原)には早く治してもらって早く合流してほしい」と気遣う新主将は、3月31日の先制打に続き、2試合連続で貴重な打点。さすがの存在感を示している。

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