前十字靱帯断裂とは?過去に巨人・矢野、阪神・上本ら 手術を経て約10カ月前後で実戦復帰
3枚
ソフトバンクは31日、栗原陵矢外野手が佐賀市内の病院でMRI検査を受け、左膝前十字靱帯断裂、左外側半月板損傷の疑いと診断されたことを発表した。
現時点で手術、復帰の見込み時期などは未定とされているが、過去に野球界では巨人・矢野、阪神・上本、西武・若林らが同様の診断を受けている。共通しているのは負傷直後は患部に炎症があるため、1カ月程度で治まるのを待って靱帯再建手術を受けている。
阪神・上本の事例をみると、病院内でのリハビリを経て、ウォーキングからスタート。そこからジョギング、ランニングと段階を踏んでいくと同時に、キャッチボールや打撃練習も再開していった。
屋外でのフリー打撃再開は負傷後から約8カ月後。実戦復帰は約9カ月後だった。仮に栗原が手術を受けることになれば、今季中の復帰は絶望的になるとみられる。開幕から打率・353をマークするなど好調を維持していただけに、痛いアクシデントとなった。