Vド本命大阪桐蔭が好発進、初戦敗退の昨年のリベンジ西谷監督、スクイズは「寝技に持ち込んだ」

完投勝利を挙げ、笑顔を見せる大阪桐蔭・川原(撮影・高部洋祐)
8回、スクイズをしかける大阪桐蔭・星子(撮影・伊藤笙子)
8回、大阪桐蔭・星子のスクイズで生還する丸山(撮影・高部洋祐)
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 「選抜高校野球・1回戦、大阪桐蔭3-1鳴門」(24日、甲子園球場)

 大阪桐蔭が誇る3本柱の中で先発の大役を任された川原投手(3年)が108球で6安打1失点完投。9三振を奪い、春夏9度目の頂点へ向け、チームに勢いをつけた。

 「先発を告げられてからこの日に向けて、しっかり調整できた。みんなで冬場に鍛えた成果が出せたと思う」と川原。西谷浩一監督(52)は「だれが一番いい準備をしているかと考えたとき、川原だった。相手の冨田投手はうわさ通り。対策を練りに練り、球種を絞ったが、なかなか思い通りにいきませんでした」と分析。

 8回のスクイズには「ガンガン打てないと思ったので柔道で言う一本勝ちではなく、寝技に持ち込んだ。何か仕掛けてスクイズでも何でもしてと言っていた。例えとして、寝技に持ち込んで判定で勝ってもいいと。そういう形で勝てたのは勉強になった」と、うなずいた。

 2回戦は広島商との新旧名門校対決。「気持ちを込め、初戦で負けた昨年の悔しさをぶつけたい」と話した。

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