ヤクルト・高津監督が激辛総括「このまま開幕すると大変なことになる」

厳しい表情で練習を見つめる高津監督(撮影・棚橋慶太)
キャンプを終え、グータッチして回る高津監督(手前右から2人目)らヤクルトナイン(撮影・棚橋慶太)
清水(手前)の掛け声で手締めを行う(後列左から)青木、高津監督、山田、村上(撮影・棚橋慶太)
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 「ヤクルト春季キャンプ」(28日、浦添)

 ヤクルトが沖縄・浦添で行っていた春季キャンプを打ち上げた。取材に応じた高津監督は激辛総括を行った。

 連覇を目指していく上で、物足りなさばかりが口をついた。開幕まで残り1カ月を切っている状況下で、「このままでは勝てない。このまま開幕すると大変なことになると思います。(残り1カ月は)やはり個人の力、チーム力、すべての状態を上げていくことに専念したいと思います」と厳しい表情だった。

 競争を掲げた今キャンプには、普段なかなか見ることのできない若手選手を多数抜てき。それぞれのアピール合戦を願ったが、「ちょっとレギュラーであったり、1軍であったりっていうところとの差は感じました。正直感じました」と指揮官。

 20年ぶりの日本一を成し遂げた高津監督は、今年だけではなく、ずっとその先を見つつ、「そこ(若手選手)の底上げというか、そこの距離を縮めていかないことには、やはり勝ち続けるチームっていうのはすごく難しくなるので、そこはもうちょっと底上げしたかった」とし、「もう少しアピールしてほしかったなと。ガツガツ感であったり、何とか残ってやるぞというところが、もう少し見えても良かったんじゃないかな」と振り返った。

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