新庄Bボスは異例のベンチ外 過去には敵地で勝利者インタビューを敢行した強者?も

 握手をするDeNA・中畑監督(左)と巨人・原監督=2012年2月
 ノックの雨を降らせる阪神・金本監督=2016年2月
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 日本ハムの新庄ビッグボスがオープン戦初戦でベンチに入らず、隣接する宿舎の自室から観戦した。新監督として臨んだオープン戦初戦で起こった過去の出来事は以下の通り。

 ◆DeNA・中畑監督(2012年)「異例の勝利監督インタビュー」

 古巣巨人に1点差で勝利し、オープン戦で初陣を飾った中畑監督は、巨人のキャンプ地だったにもかかわらずグラウンドに出ての勝利監督インタビューを敢行した。

 「勝ちたいと思ってたら勝ちました。大きい1勝です。しかも巨人から勝ったことは私の中で大きな喜びです」。スタンドのファンに、古巣との初対戦で逆転勝利をつかんだ喜びを伝えた。

 泥臭く得点を積み重ねた試合内容に「結構、せこかったでしょ」とニヤリ。前日、掲げた打倒巨人のキャッチフレーズ「せこいぜ」を地でいくプレーで、初勝利を手にした。

 ◆阪神・金本監督(2016年)「猛ノックからの初勝利」

 浦添でのヤクルト戦に5-1で勝利。新星の横田慎太郎外野手が4安打を放ち「漫画の主人公に出てきそう」と満足げな笑みを浮かべ、初陣を飾った。

 ただ試合前にはキャンプ地・宜野座を訪れ、鳥谷や西岡ら主力に対して計173球の猛ノックを浴びせた。若手、ベテラン関係なく強化していくという方針の基、移動の時間と労力を惜しまず手にした初勝利だった。

 ◆楽天・星野監督(2011年)「闘将イズム全開」

 8年ぶりの現場復帰となった星野監督は、巨人とのオープン戦初戦がドローに終わり「やっぱり勝ちたい」と試合後は悔しさをにじませていた。

 現役&監督時代の宿敵を相手に、松井&岩村のメジャー経験者をスタメン起用。オープン戦ながら勝ちをもぎ取りにいった中で「あぁ、歯がゆかったね」と好機にあと一本が出なかったことを指摘した星野監督。オープン戦初戦から勝利を求める闘将イズムは全開だった。

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