ロッテ・佐々木朗 球速より安定感 ボールの質さらに良くする「精度を意識」

 ロッテの佐々木朗希投手(20)が、先発する26日の練習試合、西武戦(春野)に向けて最終調整した。前回初登板の日本ハム戦(19日)ではプロ最速163キロをマークしたが、西武戦では球速より安定感重視の投球で抑え込むことをテーマに掲げた。

 日本ハム戦ではビッグボスの前で160キロ台を連発し、球場をざわつかせた令和の怪物だが、今回は制球とボールの質をさらに良くすると意気込む。「精度という部分を意識して任されたイニングをしっかり投げきれるように」と話した。

 前回の2イニングから増やして3イニングを投げる予定。高知・春野球場は昨年、小野が160キロをマークするなどスピードガンが出やすいと指摘する声もあるが、井口監督は「(速い球で)お客さんが喜んでくれればいいですけど、我々が見ているところはそこではない。制球力と自分の狙った球がどれだけ投げられているか」とポイントを明かした。

 すでに開幕ローテ入りは決定的。西武戦はドラフト1位・松川(市和歌山)が先発マスクをかぶる予定で、若きバッテリーで山賊打線を封じる。

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