オリックス・山岡 2回0封!昨季手術の右肘OK 上々247日ぶり先発マウンド
「練習試合、オリックス2-2西武」(24日、SOKKENスタジアム)
オリックスの山岡泰輔投手(26)が、練習試合・西武戦(SOKKEN)で、21年6月22日・日本ハム戦(京セラ)以来247日ぶりに先発マウンドへ上がった。現時点では先発、中継ぎの両にらみ調整ではあるが、2回1安打無失点と上々の仕上がりだった。
今季初の対外試合登板。躍動感のあるフォームで右腕を全力で振り、昨季手術した右肘の状態は万全だ。「20日の紅白戦に比べたら良かった」と初回は11球で三者凡退。二回は1死一、三塁としたが、ここからが圧巻。武器のスライダーで連続三振を奪い、ピンチを脱するとベンチでは笑顔もこぼれた。
中嶋監督は「これからどんどん上げていく投手。まだ2回なんでね。イニングを増やしていくのか…」と起用法については明言せず。山岡自身も「先発は先発で楽しいし、中で投げる時は中が楽しい」と、どちらでも心構えはできている。
19年に最高勝率のタイトルを獲得した山岡が先発に返り咲けば、開幕ローテ争いはさらに激化する。この日、対打者に初めて投げた山本、紅白戦で初めて実戦登板した宮城は当確と見られる。ここに、田嶋、山崎福が続く。残りの枠は山崎颯や竹安らが奪いにかかる。山岡が先発として復活すれば、投手陣の厚みはさらに増す。