日本高野連 今センバツから「継続試合」導入

 日本高野連は18日、大阪市内で理事会を開き、今春の第94回選抜大会から「継続試合」を採用すると発表した。成立前の試合を引き継ぎ、勝敗が決まるまで後日再開する。

 継続試合は、天候不良などで試合続行不能と中断された場合、翌日以降に中断された場面から再開され、九回完了か、勝敗が決するまで行う。今後の甲子園大会では、継続試合の導入で降雨によるノーゲームやコールドゲームなどがなくなる。

 継続試合の出場選手は停止時と原則同じで、停止された時点で途中交代していた選手は出場できない。

 昨夏の甲子園では、大阪桐蔭と対戦した東海大菅生が3点を追う八回1死一、二塁とした場面で降雨コールドとなり、リードしていた大阪桐蔭が2回戦に進出した。近江-日大東北は、近江が1点リードで迎えた五回の攻撃中に降雨中断となり、そのままノーゲームに。近江の井口遥希内野手(3年)が放った先制ソロは“幻のアーチ”となった。

 宝馨会長は「継続試合を採用することによって、昨年までなら再試合になったり、降雨コールドゲームになったりして、記録に残らない扱いになっていた選手のプレーがすべて公式記録として残ることになります。もう『幻のホームラン』は甲子園大会ではありません」と採用理由を説明。地方大会での導入については、各地方高野連の判断に委ねられる。

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