「ＤｅＮＡ２軍春季キャンプ」（６日、嘉手納）

　ＤｅＮＡ・大和内野手（３４）が６日、練習後に取材に応じた。「体重が５キロぐらい落ちた。動けなかったので食事の量が減っていたので」と新型コロナウイルスでの苦悩を明かした。

　大和は１月２７日に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、当初は沖縄・宜野湾での１軍キャンプスタートだったが、２軍からに。２日に沖縄入りし、３日から練習に参加。４日は休日だったが体を動かし、この日も打撃練習を約２時間。隣接する陸上競技場でも走り込んだ。自主隔離中は「精神的にきつかったです。本当に体力が落ちたので、走り込みをして体力を戻していかないと」とキャンプで徹底的に自分の体をいじめ抜く予定だ。

　三浦監督からは「焦らずにやってくれ」と電話を受けた。大和にとってプロ１７年目で初めて２月１日にキャンプインできなかったという。ただ今は「２０代前半ぐらい食べてます」と食欲も復帰。声にも張りがあり、取材中は笑顔も見せていた。

　幸いにもまだ２月６日と、開幕戦の３月２５日・広島戦（横浜）までは時間がある。プロ野球で長く現役を続けてきている大和。「焦りもそこまでない」と冷静に話しており、自分のペースで体力を回復させていく。