花巻東・佐々木麟太郎 全国制覇だ!高校通算50発の大注目1年生スラッガー初聖地へ

 センバツ出場が決まり、雪の中で意気込む花巻東・佐々木麟太郎(撮影・金田祐二)
 センバツ選出を決め喜ぶ花巻東ナイン
2枚

 第94回選抜高校野球大会(3月4日抽選、同18日から13日間、甲子園)の選考委員会が28日、大阪市内で行われ、花巻東(岩手)が4年ぶり4度目のセンバツ出場を決めた。大注目の高校通算50本塁打を誇る1年生スラッガー・佐々木麟太郎内野手は夢の聖地で大暴れすることを誓った。

 大注目の1年生スラッガー・佐々木麟太郎が甲子園で大暴れする。「とにかくうれしい気持ちが1番。自分の打撃でチームの勝利に貢献していきたい」。吉報を受け、マスク越しに頬が緩んだ。

 夢の聖地だ。花巻東が菊池雄星(マリナーズからFA)を擁して準優勝した09年決勝は現地で観戦。当時4歳だった佐々木は、「雄星さんたちの代を見て野球を極めたいと思った」。その後、本格的に野球を始めた小学1年時から「花巻東のユニホームを着て実際にプレーをして日本一を取ることはイメージしていた」と、ひたすらバットを振ってきた。

 大成長を遂げた佐々木は、1年生ながら高校通算50本塁打と大躍進。昨秋の東北大会では3番打者として初優勝に貢献した。自身にとって全国デビューとなった神宮大会でも初打席で本塁打を放つなど存在感は抜群で「本塁打は一つの持ち味。岩手から日本一の目標を達成するためにも3番打者として責任を果たしたい」と自覚も十分だ。

 昨年12月上旬に胸郭出口症候群を手術したため、現在はリハビリ中でノースロー、ノースイング。肩の可動域を広げるためのストレッチや下半身のトレーニングを行うなど、復帰に向けて調整を続けている。「徐々に肩も動くようになってきて、これから少しずつやっていける状況まで回復できている」と、来月中旬頃からバットを振るなど強度を上げた練習を入れていくことを視野に入れている。

 チームの主軸として聖地の切符を獲得。父の佐々木洋監督(46)との親子鷹となるが、佐々木は「監督と選手として区切りをつけてやっている」と特に意識はない。「花巻東で日本一を取れるように考えてやっていきたい」とただただ、頂点を見据える。岩手から日本一へ。完全復活した姿で、甲子園を沸かせる。

 ◇佐々木麟太郎(ささき・りんたろう)2005年4月18日、岩手県北上市出身。184センチ、115キロ。右投げ左打ち、内野手。幼少期から野球を始め、江釣子小1から江釣子ジュニアスポーツ少年団に所属。江釣子中時代は金ケ崎リトルシニアでプレーした。花巻東では1年春からベンチ入り。高校通算50本塁打。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス