中日・石川昂 ハタチに誓う目標20本 練習の虫になる覚悟

 中日の石川昂弥内野手(20)が9日、愛知県半田市で行われた成人式に出席し、今季の目標にシーズン20本塁打を掲げた。

 「ノリさん(中村紀打撃コーチ)から『(同コーチが3年目に放った)8本と言わずに2倍、3倍打て』と言われている。20本を目指したい」。昨秋就任した中村紀コーチからは秋季キャンプでマンツーマンの指導を受けるなど打撃理論を徹底的に学んでいる。オフもスイングの動画を送り、助言をもらうなど春季キャンプに向けた準備に抜かりはない。

 2年目の昨季は春先に右足を痛めると、6月には死球を受けて左尺骨を骨折と不運にも見舞われた。今春のキャンプではけがに気を付けつつ、「とにかくチームで一番練習する」と練習の虫になる覚悟を示した。

 成人式では、この日のために新調したスーツを着用。裏地にはたくさんのカラフルなボールが描かれており「かわいかったのでこれにしました」と笑顔をのぞかせた。ベストの背中側は金色。こだわりの1着も今季に懸ける決意の表れだ。

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