古田敦也氏 メモ見ず弔辞の理由 野村さんの「お顔を見ながら」「思い出しながら」
野球解説者、ヤクルト元監督の古田敦也氏が12日、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」に出演し、昨年2月に亡くなった野村克也さんをしのぶ会で、自身が何も見ずに弔辞を述べた理由などを明かした。
番組内でしのぶ会が取り上げられ、古田氏が、メモなどは目にしないで野村さんに言葉を投げかける様子が伝えられた。このことについて水を向けられると「せっかくね、遺影がね。目の前に遺影というか、写真がたくさんあったので。お顔を見ながら、その当時のことを思い出しながら、お話させていただきました」と、その思いを口にした。
野村監督がヤクルトを率いたのは90年から98年。古田氏は89年ドラフト2位での入団で、プロとして、捕手としてのイロハをたたき込まれた。また、90年のドラフトで現在ヤクルトを率いる高津臣吾監督が指名され入団している。
古田氏は「90年代、特に我々、僕も同じ時期にやってたんですけども。頭を使ってやるんだと。今までとちょっと違うアプローチで球界にいろいろなメッセージを伝え、その後もね、たくさんの球団で…。球界における野村監督の功績って本当に大きかったので、それを我々がつないでいかないといけないなというふうに思います」と改めて語った。