巨人・井納翔一投手（３５）が９日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸１億円で更改。プロ入り初の未勝利に終わった今季からの巻き返しへ、オフは断食を敢行し肉体を整える。（金額は推定）

　昨オフにＤｅＮＡから２年契約でＦＡ移籍したが、自己ワーストの５試合で０勝１敗、防御率１４・４０の成績だった。右腕は「球団、監督、コーチ、ファンの方々の期待を裏切ってしまい、申し訳ないというのが一番」とざんげ。「今思えば、キャンプの時からキャッチャー陣ともっとコミュニケーションを取っておけばよかった」と後悔を口にした。

　リベンジに向けて、オフは２年連続でパイレーツ・筒香らと断食に取り組む。すでに６日から開始しており、「去年は初めてのことで、言われたままやってきた。去年よりかは自分の体のことを考えながらやれている」と手応え。帰省する年末年始も、野球を始めた５歳の長男とネットスローなどで体を動かし来季に備える。

　“宇宙人”つながりで日本ハム・新庄ビッグボスにも言及。「プレーヤーとしてもすごい方」と尊敬しているようで、「自分もフィールドではしっかりプレーして、それ以外でも自分を出していきたい」と存在感を示していくことを誓った。