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イチロー氏 甲子園未経験の千葉明徳で指導「ベスト8の壁越えたい」1番オファーに応えた

 千葉明徳の選手の指導に訪れ、ナインと記念撮影するイチロー氏(中央)=代表撮影
 千葉明徳の選手に走塁指導をするイチロー氏(代表撮影)
 キャッチボールするイチロー氏
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 “イチ流”の教えが甲子園未経験校へと伝授された。米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチロー氏(48)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が3日、千葉市内の千葉明徳を指導。千葉大会で8強の壁に苦しむ新興校へ対し、2日からの2日間で技術や経験についての金言が並んだ。

 熱い思いにイチロー氏がオーダーメードの指導で応えた。2020年2月に学生野球資格を回復。レジェンドによる学生野球へのアプローチが“解禁”となる中で、千葉明徳から全国で真っ先にオファーが届いた。

 「チームとして夏の(千葉)大会ベスト8の壁を越えたい」。同校は20年の独自大会を含め夏の千葉大会で3年連続8強止まり。初聖地へ一皮むけたい思いをくみ取ったイチロー氏は、最初に訪れようと心に決めていた。

 引退した3年生を含む63人と約4時間、向き合った。恒例となっているフリー打撃の実演。なかなか柵越えとならず、「どんな状況でも一発、入れないと終われないから。きょうは終われないかもしれない」と言いながら打ち続けた。弱音を吐きつつ、最後は右越えの当たり。両手を上げて喜ぶイチロー氏に、選手も「うわー」と拍手でわき上がった。

 一塁から二塁へ2本のラインを引いた走塁の講義では、岡野賢太郎監督(33)にも助言を送った。スタートを切るように見せかけ、相手を揺さぶる場面。「(盗塁が)来るだろうなと思われる選手じゃないと効果がない。落ち着いた空気の中で何か起きるという雰囲気を作らないと。特に強いチームとやるときは」。上を目指すための戦術面も伝えた。

 外野ノックで送球についての質問を受けると、「急ぐよりも、まず自分の形。きちっと握ってから投げる」と寄り添った。部員を名前で呼ぶなど、気さくに交流。「メリハリが大事」と練習の質向上を呼びかけた。

 部員とキャッチボールするなど3校目でも実践指導は不変だ。使っていたバットは置き土産とした。「これを振って、握って思い出すでしょう。これから頑張って」。思いを残し、別れを告げた。

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