オリックス 育成の中田惟斗は現状維持で更改 大阪桐蔭出身 来季へ「支配下しかない」

 オリックスの育成・中田惟斗投手(20)が1日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み現状維持の年俸240万円で更改した(金額は推定)。

 プロ2年目の今季は2軍で10試合に登板し、防御率10・57、3セーブ。OP戦では1軍で2試合に登板し「いい物を収穫した」と好スタートを切ったが、4月13日のウエスタン・阪神戦でピッチャーライナーを受けて負傷。「去年と同様2軍で最後を任せてもらったけど、けがから完全に復帰できずに悔しかった」と唇をかんだ。

 それでも得た物はある。「キャッチボールをやっていても、『いい回転やなー』とわかるようになってきた」と1球へのこだわりが増した。「何気ない1球、1球に意識を持って直球の質を高める」。貪欲に直球の威力向上を追い求めていく。

 母校の大阪桐蔭は今秋の神宮大会で、同校初の優勝。1年生ながら投手陣の軸を担った左腕・前田悠伍投手の投球はすでに確認済みで、「1年生の時にこんな投球できたかなと思いながら見てました」と目を丸くした。

 母校の活躍も刺激に、まず目指すのは支配下登録。「3ケタの人は支配下しかない。そこだけです」。こだわりの直球ではい上がってみせる。

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